湾田町の人々

電車にて
れいな「ふ〜。」
たかや「どした?そんな情けない顔して。」
れいな「な〜んもないっちゃよ。」
たかや「ありゃ?ノンツッコミ?『情けなくないと!』とかはなし?」
れいな「たかやは実の妹が離れてしまって、寂しくないと?」
たかや「そりゃ寂しいさ。でも、将来を考えた選択なりゃ仕方ないさ。それに、哀しいことじゃない。いいことなんだ。」
れいな「そうっちゃけど…」
たかや「そりゃぁ、れいなはずっと仲良しだったし、お姉ちゃんみたいに思ってたのは知ってる。だけど、こんこんのことを考え…、れいな?」
れいな「zzz…zzz…」
たかや「って、寝るのか…!!!」
れいな、たかやの肩に頭を乗っける。
たかや「ふふふ。かわいいところあるな。」
そのまま、山手線を一周する二人でした。