BBQっていいよね〜。

土曜の朝の10時半頃起床。どうやら雨模様。「まるにおきちん、名古屋は雨なんだろうか」と、おいらは名古屋に行けないこともあり少々ブルー。そして、ふと携帯を見る。すると、メールが6〜7件。
これは珍しくない。朝から入るメルマガが平均3〜4通は届く。多ければそのくらいは日常茶飯事に届く。珍しいのは、朝一、メール振り分けの『女友達』の欄に1件。
おいらは、男友達も、女友達も多い。しかし、女友達からメールは珍しい。あの方以外は‥‥。メールを開く前に『あの人』に℡。

PLLLLLPLLLLLLL(電話がつながる)
たかや「もしもし、姫?」
姫「おう、たかやか。何?デートのお誘いか?」(←ひどい雑音)
たかや「姫、土曜の朝っぱらからパチンコはいくらなんでもさびしすぎっす。」
姫「うるさい!メールは読んだか!?」
たかや「いえ、まだです。」
姫「じゃあ、メールを見てから電話して来い!」ブチッ。プーップーッ(←電話切られる。)

説明しましょう。姫とは同い年で、スラッとしたまぁ、美人の類に入る女性ではあるけど、柔道でとんでもない成績を残しただけでなく、サンボの大会でも優勝した、くすみんとはまた違った意味での、ミラクルガールである。
おいらとおきちんは、姫の従者1号2号として、姫への絶対服従強制的に強いられているのである。性格は男勝りだけど、いがいと優しいところはあるんだけどね。
で、姫からのメールを見る。

「7/2土曜日、あんたの誕生日BBQをやるから、
セッティングするように」

一言かかれていた。7/2は誕生日過ぎてるし、おいらがセッティングするの?ま、そこが姫らしいっちゃ、姫らしいが。もちろんおきちんも強制参加。
しかし、おいらの誕生日祝いがBBQか‥。これはこれでええやん。は〜、姫か‥。姫‥、姫‥

れいな「ちょっと、こっち来て!めっちゃ魚泳いどうとよ!」
たかや「うん、この辺は川がきれいから、まだ川魚がいるんだよ。」
れいな「せっかく来たっちゃから、魚捕まえようよ!」
えりりん「え〜、えり魚こわい〜!」
まる「はは、じゃあ、俺でよかったら捕まえてあげるよ。」
えりりん「やった〜!おっきいの捕まえてね!」
れいな「げんきんっちゃね〜。魚こわいって言ったと?」
えりりん「食べるのは別だもん、いいよね〜ま・る!」
れいな「あまいっちゃ。私は自分の分捕まえるもん!」
〜魚を3人で捕まえる。〜終わって、れいなとえりりんがBBQの仕度に取り掛かる。
れいな「こら〜!たかや!つまみぐいはいかんとってゆったやろ!」
たかや「ひ〜、ごめんなさい。」
えりりん「あれ、れいな。指にしてた指輪はどうしたの?」
れいな「!! あれ?魚捕まえるとき外したのは覚えとうと‥」
えりりん「あ、ひょっとして魚捕まえる時落としたんじゃない?」
れいな「え〜!あれは、たかやが初めて買ってくれた、大事な指輪やけん、探してくると。」
たかや「あ〜、いいよいいよ。あれそんな高価なもんじゃないし、また買えばいいよ。それに、川に落としてたら流れて見つかんないし。それよりお腹すいたし、BBQ始めよう!」
まる「そうやな。残念やけど。仕方ないよ。」
れいな「たかや。ほんとごめん!」
たかや「いいよいいよ!よし、食べよう!」
〜BBQ初める。れいなは終始元気がない。でもみんなで盛り上げる。やがて食べ終わり、まるはえりりんの膝枕でうたた寝。〜
たかや「あれ、れいながいないな」
えりりん「さっき、トイレにいくって言ったまま、30分くらいたつね。遅いな〜。」
たかや「‥‥‥!」
〜たかや、魚をとった位置まで走る〜
たかや「れいな!着替えもって着てないのにびしょしょやないか!」
れいな「あ、ばれたとね。自分が情けなくって、嫌になるとよ‥。でも、あの指輪だけは失くしたくないけん、探しとったとよ。」
たかや「もういいよ。早くあっちで乾かそう!」
れいな「ダメっちゃ!あれは私の世界で1番大事な宝もんやもん!でも、失くしちゃうんだもん。嫌いになったやろ?ごめんっちゃ‥‥」
れいな、泣き出す。
たかや「あほやなぁ。嫌いになんかなるわけないやろ。指輪よりれいなのほうが大事なだけや。さ、あっち行こ。」
たかや、れいなを川の中で抱きしめる。
れいな「わ〜〜〜〜ん!!!(;_;)ごめんっちゃ。ごめん‥。」
たかや「さ、行こ!」
れいな「(;_;)う、うん。たかや、私のこと好き?」
たかや「はずかしいだろ、当たり前の事聞くなよ。」
れいな「言うっちゃ!か、ここでキスするっちゃ。どっちがいいと?」
たかや「こら、えりちゃんがこっちみてるよ!」
れいな「いいっちゃよ、別に」
れいな、背伸びをする‥‥

テレビもついていない、なにもない部屋で携帯片手にモー。想し、すでに10分が過ぎていた。姫に℡。
「1行のメール読むのに、何分かかっとんじゃ〜!」
という怒鳴り声で、ようやく我にかえりました。