麻雀の腰について

みなさんは、麻雀において、「腰」という言葉をお聞きになられたことはあるでしょうか? 関西でフリーに行かれる方は、チェック牌、と言えばわかるでしょうか? 関東フリーでは、今や消滅しつつあります。
腰とは、相手が切った牌に鳴こうかどうか迷って、一瞬でも止まることをさします。
これはさまざまなトラブルを招く恐れがあるため、関西フリーでは多くの場合は、腰牌(またはチェック牌という)は、現物のみ出上がり不可となります。
厳しいところでは、その腰牌の色は全て出上がり不可になります。(清一で腰を使うと出上がり不可、字牌で腰を使うと字牌全部が出上がり不可となる)
ただし、関東フリーでは、もはやこの概念は、消滅しつつあり、関東フリーで、腰牌の制限を持つところはほとんどありません。その理由として、
1)腰牌=そこに受けがある=当たる可能性は充分ある。にもかかわらず、その受けを切って当たるのは、切る奴が悪い。
2)止まった事が、その牌を鳴きたかったからかどうかはわからない。
3)腰牌で当たるのは、マナーや道義的にも良くないという考え方自体のとらえ方の相違
などからです。
おいらなりの見解を言わせてもらいます。腰牌で当たるのは美しくない。それ以上でも、それ以下でもない。
しかし、これを麻雀日本オープン予選なんて大々的な場所で、何回も使い、さらにそこの受けであがったプロがいた。
プロばっかの時はさすがに見苦しい。が、おいらはこんな事に怒ってるわけじゃない。その事を、別のプロに問われたとき「腰に関しては、うちの団体は規定がないんですよ。ま、良くないかもしれないけど、腰に関しては人それぞれですから。」
何それ? 確かに泥臭くて、汚くて、美しくないあがりです。が、「そこまでして勝ちたいか?」と問われて、「そうだ、勝ちたい」という打ち手がいてもいいと思う。
が、このプロの発言では、プロとしてはいただけなかったが、別に規定無いしいーじゃん。って事になる。
そんなんなら腰使うな!いや、プロとして牌を握るなと言いたい。もっとプロとして堂々としていてほしいものだ。