残念将軍に捧ぐ

はい、今日は神戸三銃士の一人、わが盟友、残念将軍こと、おきちん(id:okichin510)の記念すべき、
30回目の誕生日です!Conglatulation!

思えば、この二人で、神戸に数々の残念伝説を作り上げたものでした。KOF'95のやりすぎで、半分人生を棒に振ってしまったことや、おきちんが就職して、なぜか、その日の夕方には雀荘にいたこと。
その他たくさんの残念伝説がよみがえります。きっと…
この3人は、現状の変化はあったとしても、基本姿勢は何一つ変わらないことでしょう(笑)
そんなおきちんには、おいらからのBirthday Present。Birthdayモー。想を送りたいと思います。なにせ、今週の頭に、『誕生日モー。想を書いてくれるかが気が気でならない!』という残念なメールをいただいたので仕方ありません。
大変長くなりましたので、モー。想はもぐらせます。ま、読んでやるか、といった方は、↓をクリックしてください。

おきちんへ捧ぐ『Birthdayモー。想』
おきちん「は〜、今日でとうとう三十路か〜。この30年間、良いこと何にもなかったな〜…」

やぐっつあん「お!おきちんじゃ〜ん!どうした?相変わらず残念な顔して!」
おきちん「うん…今日誕生日なんだけど…」
やぐっつあん「なんだよ、めでたいじゃ〜ん!おめでと!祝ってあげたいけど、今から用事があってさ!また今度ね!」
やぐっつあんの後ろ姿を見送るおきちん
おきちん「は〜。やっぱり、良いことないや。家に帰ろ!」
自分の家に向かうおきちん。すると前から、女性3人組が表れる。

唯やん「あれ〜?絵梨香ちゃん、あれおきちんじゃな〜い?」
絵梨香「あ、ホントだ!石川さ〜ん。前からおきちん来ますよ。」
梨華ちゃん「え、え?まだ心の準備が…」
唯やん「でも、プレゼントの準備はバッチリなん知ってますよ〜(笑)」
絵梨香「おきちん!浮かない顔してどうしたの?今日は一人?」
おきちん「今日は誕生日なんだけど、いいことなくてね〜…」
絵梨香「いいことないのは私達よ!あんたんとこのかっすぃ〜と、れいなが付き合ったおかげで、れいなと遊ぶ回数減ったんだからね!どうしてくれるのよ!」
唯やん「そやで!だいたい、無駄にまる君と一緒やのに、なんで今日は一緒とちゃうのん?まる君と会いたかったのに〜。」
おきちん「そんなこと言われても…」
絵梨香「その上、石川さんまで…。あんたたち3バカにはあきれちゃうわよ!」
唯やん「まぁまぁ、絵梨香ちゃん。ひがまんとき(笑)私達オジャマみたいやから、先帰ろ!」
絵梨香「…仕方ない。石川さん。がんばって!」
梨華ちゃん「ちょ、ちょっと!」
おきちん「なんだ!?あの二人?」
梨華ちゃん「え、あ…。うん。よし!決めた!」
おきちん「何を?」
梨華ちゃん「私、何時もネガティブで、何かを始める前に、いっつもあきらめちゃうんだ。でも、今日だけは、ポジティブにがんばる!」
おきちん「…いいことだね。いいと思うよ。」
梨華ちゃん「…ホントに?」
おきちん「うん。」
梨華ちゃん「じゃ、これ!受け取って!誕生日プレゼント!」
おきちん「え!どして…?」
梨華ちゃん「へへ!今日は二人で楽しもう!イヤ?」
おきちん「い、イヤだなんて…。よし!遊びに行こう!」
梨華ちゃん「やった〜!」
陰で見ていた唯やんと絵梨香「良かったですね〜!石川さ〜ん!」
梨華ちゃん「もう〜〜〜!(怒りながら、照れ笑い)」
そして、二人は楽しく夜までデート。梨華ちゃんとわかれたあと、一人家路に向かう。
おきちん「…何かが違う。これはこれですごく楽しかった。もったいないくらいの誕生日だ。すごいプレゼントももらった。でも…何かが違う…」
家に着く
おきちん「ただいま〜」
おきちん母「夕方くらいに『後藤』って子が家に来たけど、連絡とれた?」
おきちん「へ?…まさか…」
バン!(家を飛び出すおきちん)
おきちん「そうだ。梨華ちゃんは勇気を出して『ポジティブ』になったんだ。私もポジティブにならなければ…!神様!ごっちんに会わせて!」
ごっちんの家に着くが、時間が遅く、チャイムが押せない。
部屋の明かりも消えている。
おきちん「そうだよな…都合良すぎるよな…」
家に帰ると、門の前に人影が…

ごっちん「あ…」
おきちん「ご、ごっちん、どうしたんですか?」
ごっちん「ごめんね、なんか…」
おきちん「…?」
ごっちん「今日、誕生日だよね。わかってた。わかってたんだ…。でも、梨華ちゃんと話してるの見ちゃって…」
おきちん「あ、あれは…」
ごっちん「いいの。おきちんの自由じゃん。わかってる。けど…」
おきちん「けど?」
ごっちん「なんか悲しかった。で、帰ろうって思ったんだけど…」
おきちん「だけど?」
ごっちん「…今日の私、おかしいね。やめとく。1つ、謝らなくちゃ。」
おきちん「どうしました?」
ごっちん「二人で遊びに行こうと思ってたんだけど… 悲しくて、ヤケ酒。(
と、飲みかけのカクテルバー(カクテルが入った缶のお酒)を見せる。)ダメだね、私。でも、言わせて。お誕生日…あ!」
おきちん「?」
ごっちん「12時、回っちゃった。もう、誕生日でもなくなっちゃったね…、何やってんだろね(微笑みながら、涙ぐむ)」
おきちん「いや、誕生日だ!今日は新しい自分が生まれた誕生日だ!ごっちん!私はあなたが…」
ごっちん「ちょ!とちょちょ、ストップ!なんか…涙が…。へへ、じゃあ私も今日は誕生日だね。新しい自分の。二人で祝おっか。」
ごっちん、飲みかけのカクテルバーをおきちんに差し出すのでした。

おきちんにはもったいなかったかな?ま、誕生日、めでたいかどうかはともかく、おめでとさん!